|Date:2016年4月15日 | Category:現場のブログ/社長のブログ |
今回ご紹介するのは、「重機と作業員の接触災害防止対策」
この作業場では、日ごろは中々お目にかかれないような、大型重機が何台も同時に稼働している現場です。
ダンプトラックも40t級。
もし、作業員と重機の接触が発生した場合、それはすぐに「死亡災害」につながる恐れのある、大変危険な作業です。
接触災害防止対策として有効なのは、
「重機の走行ルートと、作業員の走行ルートの明確化」
このような大型造成工事では、重機の走行が優先、作業員は絶対にそのルートに侵入してはいけない、というルールがあります。
よって、当作業場では、このように、作業員と重機の走行ルートを明確に区別し、接触する現象が生じないように配慮しています。

しかし、現場の状況は、日々、刻々と変化していきます。
それに伴い、走行ルートも変化していく。
また、このようにとてつもなく広い作業ヤードでは、そのルートや状況を、全体的に把握することが難しく、
安全教育を行う上でも、危険ポイント等の情報の共有が難しいという特徴がありました。
また、今後、工事が進捗していくにつれ、新しく現場に入場してくる作業員の方々も増えてきます。
そして、その分だけ同時施工の箇所が増加してくるため、現場内の現在の状況把握が今よりももっと難しくなる事がわかっている・・・
よって、今回登場したのが、
「航空写真を利用した、リアルタイムでの工事用マップの作成」
今までは、航空写真といえば、専門業者に発注して、高いお金を払い、撮影する必要がありました。
しかし、お金がかかるだけでなく、マップを作成するのにも時間がかかり、
日々刻々と変わっていく現場状況を、リアルタイムに反映させる事ができませんでした。
しかし、今回は、「ドローン」を導入。
撮影からマップの作成まで、自社で行う事ができるため、
リアルタイムの現場状況を反映させることができ、また経費も削減できます。
そして出来上がったマップは、広い施工ヤードでも、全体を通して把握できるため、
新しく現場に入場してきた人に対する安全教育も、非常に効率的に情報を伝えることができます。

これで、今までわかりにくかった走行ルートも、作業員全員で正確に情報を共有でき、
より安全な作業を行う事ができます。
下の動画は、ドローンの試運転状況。
やはりこういう「あたらしい技術の導入」は、
何かと、若い作業員に押し付けられます(笑)
実際、会社に送られてきたドローン、
箱も開けずに、「あとよろしく~」と、
一番若い、主任技術者の祝部君の机に置いてきた私でした(笑)
でもしっかりと、僕の要求に応えてくれました。感心感心。
ただ、この試運転の際、
「うお~!!20万円が飛んだ~!」
「うわあ~!!20万円が落ちる~!!」
と、なぜかみんな、ドローンの事を、
「20万円」
と呼んでいました(笑)
|Date:2016年3月29日 | Category:現場のブログ/社長のブログ |
本日は、学研北部事業所のKY活動に参加してきました。
本日のKY活動、総勢20名以上です。


協力企業の皆様のおかげで、今日まで無事故・無災害を達成できています。
日頃、元請として、安全上いろいろな要望を投げかけていますが、
本当にいつも、積極的に取り組んでいただき、大変感謝しています。ありがとうございます。
今日は、この場を借り、
酸素欠乏事故に対する災害防止対策の実施をお願いしました。
これまで、学術研究都市における開発の中で、雨水管設置工事はかなりの施工量となっていますが、
私の認識では、その作業を、「酸素欠乏危険個所」として捉えていなかったのではないかと思っていました。
しかし、密閉された空間である事は事実。そして、その空間を、酸素欠乏状態にする可能性もゼロではありません。
事実、これまで起こった酸欠事故は、
「まさかこんな事が起きるとは思ってもみなかった」
「まさか、こんな行動をするとは思ってもみなかった」
という、まさに「まさか」の状況の中で起こっています。事実、弊社でも、「酸素欠乏危険個所」という認識のなかった状況のなかで、その「まさか」が起こってしまったという経験があります。
普通にしていれば、危険がない状況でも、
ヒューマンエラーの存在が、その状況を作り出してしまうことがあるのです。
今まで、「酸素欠乏危険のある作業」として認識をせず、これまで事故なく行っていた作業について、
「まさか」のリスクを防止するため、
これまで実施する必要のなかった「ひと手間」を協力業者の方々に実際に行っていただく事になるのです。
この行動の意味を理解していただき、実際に行動として実践していただける皆様に、
本当に感謝です。そして、引き続き、ご協力をお願いいたします。
前回のブログにも挙げたことですが、
今日も一日、健康に、安全に、
我が家に帰りましょう!!
|Date:2016年3月25日 | Category:現場のブログ/社長のブログ |
学研北部宅地整備工事(27-2)における、安全対策をご紹介します。

これは、「現場に家族の声を」というコンセプトのもと、
現場で働く方々のご家族から、「安全作業のお願い」を啓発するというものです。





現場で働く方々のご家族、お子さんやお孫さんから、お父さん・おじいちゃんに向けて、
安全作業の気持ちを絵にしてもらい、のぼりを作成し、現場の見えやすい場所に設置しているのです。
どれだけ「安全第一」といっても、現場は毎日のことですから、当然、「馴れ」や「甘え」、「マンネリ化」が出てきます。
しかし、「家族が、健康に、今日も帰宅するのを待っている」という事が意識できると、
これはさすがに気が引き締まります。
実はこの対策、お客様である北九州市技術管理室の安全講演の中で紹介されたものです。
このように、仕事を与えてくれるだけでなく、発注先の業者の安全確保にまでお気遣いをいただけるお客様は、
本当にありがたいと思っています。
よい取組をご紹介いただいたからには、まねであろうがなんであろうが、すぐ実行が、当社のスタイルです!
ありがとうございます。
弊社が施工している他の現場でも、すべてこの「のぼり」を設置しています。
日頃、仕事でお会いする社員の方々のお子さんやお孫さんの顔が浮かびます。
僕の息子も書いてくれました。

|Date:2015年5月15日 | Category:現場のブログ/社長のブログ |
今回ご依頼いただいたのは、門司区清滝での自然土舗装でした。
着工前 竣工




お問い合わせは、かなり以前にいただいていたのですが、着工までにお待たせしてしまい、
大変ご迷惑をおかけしました。
また、施工に際し、施主様自らスペースの確保のために、近隣の方々にご協力を働き掛けて
いただき、本当に感謝しております。
今後とも、よろしくお願いいたします。

|Date:2015年3月7日 | Category:現場のブログ/社長のブログ |

どデカイトラック!!
最近、というか、通常の公共工事でもめったにお目にかかれない建設機械。40t級重ダンプ。
現在、北九州市の学術研究都市プロジェクトの現場では、上記のようなモンスターダンプが何台も走りまくっています。
通常走っている、大型ダンプトラックでも、10t級。。
ですから、この重ダンプは、その4倍ものスケール感です。圧倒的な迫力があります。
当社でも、学研において仕事をさせていただいていますが、
施工機械の大型化は、そのまま発生する労働災害の危険性も大きくなる。
信頼のおける協力業者さんのご協力の元、安全かつ円滑な施工に努めています。d
|Date:2015年1月28日 | Category:現場のブログ/社長のブログ |
本日は、飛行場南線(中曽根工区)下部工工事の現場において、安全帯の使用に関する勉強会を行いました。
本工事では、足場上の作業が多いため、必然的に安全帯を着用しての作業が多くなります。
安全帯を使用することはあっても、実際に転落し、ぶら下がってみたことがない社員がほとんどであるため、(あったら大変なんですが・・・)
今回は、実際にぶら下がってみる体験も行いました。
![IMG_0067[1]](https://taikou.co.jp/blog/wp-content/uploads/2015/02/IMG_00671-300x225.jpg)
実際にぶらさがってみるとわかるのですが、通常使われている、いわゆる「腰ベルトタイプ」では、体重全体が腰部の一点にかかってしまうため、くるしいくるしい!!
これでは、墜落による災害を回避できたとしても、内臓に損傷を受ける恐れがあるため、
大幸組では、「フルハーネス型安全帯」の使用を標準化していきます。
これは、上記写真にあるとおり、いわゆるパラシュートのようになっていて、体重を体全体に分散することで、墜落時の二次災害を防ぐ効果があります。実際にぶらさがってみるとわかるのですが、はっきり言って雲泥の差です。とてもラク。墜落した時に、冷静な判断で退避行動をとることができます。