株式会社大幸組

取り組み

環境保護のための取り組み

竹林は私たちが慣れ親しんだ日本の自然風景の一つですが、その高い繁殖能力から他の樹木を圧倒し、雑木林を侵食して里山全体を覆い尽くしてしまう「害木」としての側面も持っています。また、竹の根は横に伸びるため、斜面に生えた竹林は地滑りなどが発生しやすく、保水能力も低いために微生物が育たずに痩せた土地を生み出してしまうように、人の管理を離れた竹林は近隣住民の安全と生活をも脅かす存在になってしまいます。


私たち大幸組の所在地でもある「北九州市小倉南区」は合馬たけのこに代表されるように、昔から竹と共存してきました。竹を「害木」とするのではなくこれから先も共存し、地元の風景を守っていく取り組みの一つとして、土木工事に竹材を利用しています。

竹製残存型枠

竹製残存型枠は、擁壁などコンクリート構造物の工事で用いる「残存型枠工法」の型枠の横材に竹を利用することで、放置竹林の増加防止が期待できます。この竹製残存型枠は現在の弊社代表 村田大蔵が発案、平成22年3月に初施工に至り、現在では北九州の公共工事において、残存型枠工法を行う場合は竹製残存型枠を指定されるほど普及しています。

施工現場の景観美化

施工現場を覆うフェンスは付近の景観を損なってしまうことも少なくありません。弊社では特に人の目に多く触れるような現場において、竹を利用した工事用フェンスの設置や竹製の花差しに季節の花や植物を飾り、近隣の方々や歩行者の方に楽しんでいただけるよう景観への配慮を行っています。